2020年10月31日

TRPG感覚で遊べるターン制サバイバルゲーム [Dead in Vinland]|攻略メモ

 【The Outer Worlds】のダウンロード待ちにと、積まれたゲームになにげなく触れていたのですが、なかなか面白い一作に出会えました。
 あと1ターンだけ…… ("ω";)



[サバイバル系リソース管理ゲーム]
 お話としては、戦火を逃れて船出し、漂着した島で新たな生活を築き始めた一家の物語です。
 タイトルにあるとおりヴィンランドが舞台(ファンタジー要素を含みます)で、世界観や文化がコミック風に描画されています。
 特別なキノコで点火した焚き火を絶やさぬよう薪をくべつつ、水を沸かして飲み水にし、食べ物を収穫、未知のエリアを探索しながら、厳しい環境と人間関係を乗り切っていく一家の姿がひとつのサバイバルゲームとなっています。
 イベントシーンなどのダイアログ類と選択肢による決定、確率による処理など、いわゆるTRPGの感覚も味わえます。

 1日2ターンのタスクとして各施設(建設で増加)にキャラクターを配置し、生きるための資源の獲得や未知のエリアの探索を繰り返します。
 疲労、空腹、病気、怪我、憂鬱のいずれかひとつでも100に達してしまうとそのキャラクターは死亡します。
 最初の家族4名の内のひとりでも死亡した場合、そこでゲームオーバーとなります。

標準的な難易度と思われるSurvivalでの初プレイは、
三日目にして早々に自殺者を出すという悲劇的な結末を迎えてしまいました。

人間関係によって悲しんだかそうでもなかったのかが分かれたりも。

 なかなか歯応えのある難易度ですが、各リソースや状態異常の管理と調整が上手く回り出すと、もうちょっともうちょっとと思わず続けてしまい、止め時が難しくなります。
 基本的には同じ光景の中での単純なマネジメントの繰り返しなのですが、そこにキャラクター同士のかけあいや小目標と大目標に向けてどう進めていくのかといった計画性の面白さがひと味ふた味加わっている作品だと思います。


[攻略メモ]
・Fatigue/疲労が進行すると全ての能力値判定に悪影響を及ぼす。
 毎日の就寝時のほか、キャラクターを働かせずシェルターに戻すことでも微かに回復させられるが、Rest Areaを建てておくと制御しやすい。
 シェルターの補修度は常に80%以上を保ち、就寝クオリティを下げないようにする。

・食材をそのまま食べるだけでも空腹は満たせるので、Cooking Potは後回しでもいい。
 (むしろ序盤は調理にまで人を回す余裕がない)
 Dryerで作る保存食以外の食材と料理は日をまたぐと確率で劣化する。
 まずFishing Campを建てて魚を釣り、それらを主食にするのが無難。
 劣化の末に腐った食材を釣り餌として再利用できるようにもなる。
 Hunting Campは狩猟道具としてForgeで矢を造る必要があり、手間やコストがかかる分、獲れる肉を食べた時の回復量は魚よりも大きい。
 人が増えたら、午前に食材調達→午後にCookingという流れを実行することで劣化する食材数を抑えながら、病気などの弊害がない良い食事を採れるようになる。

・Disease/病気とInjury/怪我はHealing Tentで治療できる。
 患者となるキャラクターと共に、薬草1及びそれを処方するキャラクター(判定能力値:Healing)が必要。
 治療対象を病気と怪我どちらかにフォーカスすることもできる。
 薬草はHerbalistで採取可能。
 Herbalistからは縄の材料になるHempなどを採取する必要もあるので、効率を高めるために2人で作業できるアップグレードを早めに取る。
 ForgeでPotionを製作しておくこともできる。
 イベント的に回復薬等がもらえたり、その場で回復したりもする。

・Depression/憂鬱を解消する手段としてTavernが有効、というか、ないと辛いので早めに建てる。
 麦などの素材を消費せずとも、ふたりずつ「お喋りをしながら酒を飲む」ことで鬱気を払うことができる。
 座席数はアップグレードで増やせる。

・各施設のアップグレードには、まずWorkshopにルーン石を用いてStudyのアップグレードを達成する必要がある。(2ティアあり)
 ルーン石は探索で見つかる。
 「キノコを探っていたらルーン石を見つけた」という変わったものもある。

・水は序盤不足しがちになるが、雨が降れば一気に解消する。
 脱水症状からの回復にきっちり水1を投じるか、確率に賭けるかは悩みどころ。
 人数が増えるとそれだけ必要量も増すので、生水を溜めて置ける量を増やすものと、浄水の効率を0.5から0.75に上げるアップグレードを早めに済ませたい。
恵みの雨――を通り越して嵐になることも。
疲労や憂鬱が加速する危険あり。

・探索で発見したイベントには能力値によって成功確率が変動するものが多い。
 序盤はリターンに対してリスクがやや大きい(回復するすべが少ない)ので、確率が低いものへの挑戦はしないほうが良いかも。
 私なんか、成功率94%のトライに失敗しましたし ("ω";)
探索によって明らかになってゆく周辺の様子。
イベントの実行は準備ができるまで後回しにしてもOK。

・探索で出会ったキャラクターを迎え入れるとリソース取得量は増える(人数が増える分だけこなせるタスク量が増える)ものの、その分だけ水と食糧の消費も増える点に注意。
 初期状態で2人追加可能。
 Shelterのアップデートで+2  →+1 →+1。
 死亡もしくはイベントによる追放などで枠が空く。

・戦闘では、前列に誰かがいる限り、後列にいるキャラクターには遠隔攻撃以外は届かない。(攻撃できない)
 前列に盾持ち、後列に弓使いなどを配置したいが、開幕の配置はランダムらしく、相手のほうがイニシアティブが高い場合に本来後衛であるキャラが先に傷つけられてしまう場合もある。
「母は強し」を地でゆくキャラ。

・他のストラテジー作品同様「命中率100%以外は信用できない」ので、命中アップのバフをかけられるならかけておく。
 同列の味方全ての命中率を上げるバフなどが便利。

・メンバーの中で戦闘を担当するキャラクターを決め、レベルアップの際に最低/最高ダメージを上げる特性や、APを+するものが選択肢に出たらそれらを優先的に取得する。

・探索中に敵とエンカウントした場合、探索に出たキャラクターは強制的に戦闘に参加することになる。
 戦闘でダメージを負うと戦闘後に怪我が悪化するので、Injury値が蓄積している場合は先に治療してから出かけさせる。



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