2010年4月5日

【オブリビオン】 旅の始まりと終わり

どこからが旅の始まりなのか。
わからない。

目的地に着いたら?
駅の改札を抜けたら?
玄関を出たら?
靴を履いたら?
目が覚めたら?

生まれた時から?

わからない。

《オブリビオン》もそんなゲームだと思う。


















気付けば牢の中だし、
目の前で襲われる皇帝を助けられないし、
下水道を抜けてちょっと歩いたら蟹パンチを喰らって病気をもらうし、
街へ入れば商店間の仲裁を求められるし、

気付けばいつの間にかクエストが貯まっていて、
放ったらかしでまた蟹に殴られているし。

いったい何をすべきなんだろう、この世界で。
わからない。
旅の始まりも、目指すべき終着駅も。

――でも、それがいい。

きっと旅の理由を探すことそのものが “旅” なのだと思う。

***

実際はマーティンと二人旅するのが目的のゲームなんですけどね。(違う)

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