ゲームの感想、クリア(30分生存)を安定させる方法などについての記事です。
("ω") なんだか、ゲームセンターのテーブル筐体で遊んでいた頃のことを思い出しました。
Lama Ladonna /ラマ ラドンナ
●概要
見下ろし型の全方位シューティング。
戦闘中の操作はコントローラのスティックやWASDでの移動のみ。
武器の射出は全て自動。
敵を倒すと経験値ジェムが出現。
拾うと経験値が貯まっていき、レベルアップできる。
レベルアップ時に武器、もしくはパッシブを選択する画面へ移行。
それらを選んで身につけていくことでキャラクターがより有利に戦えるようになる。
キャラクターによってはレベル上昇など特定の条件で能力にボーナス(※)を得る。
※ キャラクターによってはゲーム開始後しばらくorレベルがいくつか上がるまでの間、基本能力が上昇した状態で始まり、それを過ぎるとボーナスを失う。
最終的に30分生き残ることができれば、ステージそのものはクリア扱いとなる。
●お値段以上
私は基本的に「ゲームの評価材料に価格を加えるべきではない」というスタンスで作品に接しています。
これはゲームに限ったことではありませんが、「この値段ならこの程度の内容でもいいか」という思考は、作品に対する純粋な評価を妨げるものだからです。
("ω") その逆向きの考えとして、「ユーザーによる評定」は面白いとも思いますけれど。
「このゲームには100万円くらいの価値がある!」みたいな。
ゲームを含め、あらゆる趣味には「人生におけるかけがえのない貴重な時間」という最大のコストがかかっていることを忘れてはなりません。
「価格がどうか」ではなく、「時間をかける価値があるかどうか」を重要視すべきだ――という基準を胸に抱きつつ、私は娯楽に触れ、楽しみ、時にすぐ手放しています。
とはいえ、この【Vampire Survivors】の300円という価格にはなかなかのインパクトがあります。
「ちょっとトライしてみようか。好みに合わなくても、まあ、300円だし」という気にさせられた方も多いのでは。
("ω") 私もそのひとりです。
端的な感想としては、「シューティングアクションとしての底は浅いものの、直観的に楽しめ、それなりの達成感や快感もある。30分という時間設定が絶妙」といったところです。
ゲームセンターの筐体にコインを入れ落とす感覚で気軽に1ゲームを楽しめる作品ではないでしょうか。
[あたかも弊害的に]
このゲームをやっていると、ビルドの物足りなさから【Path of Exile】を遊びたくなります。
たぶん【Vampire Survivors】の感覚が気に入った方は、【PoE】のそれらも好きになれると思うんですよね。
手動で弾を撃ったりバリアを張ったりが苦痛でなければ、という但し書きつきではありますが。
●攻略メモ
[パワーアップ]
・コインが貯まると各能力値にボーナス修整を得られる。
「返却」してから振り直しできる。
選択するほど値上がりする。
基本値が高い物(復活、リロール等)から選択していくと、同じ総コイン量でもより多くのパワーアップを取得できる。
[キャラクター選択]
・キャラクターごとに初期武器、能力修整、ボーナス特性などが異なる。
レベルアップで射出物の数が増えるキャラクターや、攻撃力が上がるキャラクターが強い。
[武器とパッシブアイテムの選別]
・装備できる武器は最大で6枠。
1枠(※)はキャラクターごとに初期装備として固定。
※キャラクターによっては2枠。それらを進化させることで1枠にまとまる。
・装備できるパッシブアイテムは基本6枠。
但し6枠埋まった状態でマップ上に存在するパッシブアイテムを拾うと、7枠目以降が解放され、それらもレベルアップさせていける。
なお、レベル5に達した状態でマップ上に存在する同じパッシブアイテムを拾おうとすると「レベル6」に上がるかのような表記になるが、実際にはレベルは5止まりで、ステータスにも反映されない。
[武器の進化]
・武器のレベルを8まで上げ、対応したパッシブアイテム(レベル1でも構わない)を所持した状態で宝箱を開けると、抽選より優先されて進化版が出現し取得できる。
(条件を満たすより先に出現していた宝箱からは通常の武器やパッシブアイテムしか出現しない?)
先日のバージョンで、所持済みの武器がどのパッシブアイテムと合わせれば進化できるのか、選択時に表示されるようになった。(一度進化させたことがあるもののみ?)
→(武器と進化に必要なパッシブアイテム一覧:海外Wiki)
・ホネ、サクラ爆弾など、現行バージョンでは進化版が存在しない武器もある。
[使いやすい武器と進化版]
画面が強制スクロールするタイプのシューティングとは異なり、このゲームでは敵を倒さないことには居残り続ける。
敵を倒すこと=防御手段という構造なので、いかに火力を高めるかが重要となる。
聖水+引き寄せの石(磁石)
プレイヤーから見て、弧を描くように聖水が撒かれ、持続するダメージ源となる。
範囲内の敵へ継続してダメージを与え続ける。結果的に総ダメージを稼ぎやすい。
進化版は範囲が広がり、プレイヤーの位置へ向けてゆっくり動くようになる。
進化に必要なパワーアップである磁石もジェム集め=経験値取得に有用であるため、とりあえずこのセットは確保したい。
王の聖書+スペルバインダー
自身の周辺を重点的に攻撃するので、見かけのDPS以上に身を守る効果が高い。
ただし、ニンニク同様パワーアップが充実してくると他の武器で済むようになってしまうかも。
なお、日本語版ではフォントと表示範囲の関係で「土の聖書」と読めてしまうが、実際には「King Bible」。
持続時間を延ばすスペルバインダーは聖水及びその進化版のラ・ボッラとも相性が良い。
魔法の杖+空白の書
最終的な火力はそこまで高くならないが、手数が多く、多少ノックバックさせる効果もあって使いやすい。
空白の書自体が攻撃間隔を縮める優秀なパッシブアイテムなので、出現したら取っておき、ついでに魔法の杖も取る、という感じがいいかも。
十字架+クローバー
射出した方向から落下するような慣性で背後へと進む十字架による攻撃。
進化版はより大型で高速化するヘヴン・ソード。
貫通するため総ダメージは聖なる杖よりも高いが、クローバーがほぼ必要のない能力なのでパッシブアイテム枠がもったいない。
ほかに優先したいものがあるなら、十字架のままでいいかも。
オノ+ロウソク
オノ自体は火力があるものの、軌道に癖がある。
攻撃範囲を広げるロウソクがほとんどの武器で有効。
聖水及びその進化版のラ・ボッラとも相性が良い。
進化版のデス・スパイラルは高火力の範囲攻撃で、オノよりもだいぶ使い勝手がよくなる。
[単体で有用な武器]
ニンニク
周辺の敵にダメージ+ノックバックを与えて遠退ける。
ゲームを始めたての頃、コウモリが襲来するステージ1等で有効。
コインが貯まってパワーアップの取得が進み、他の武器の初期威力が底上げされると必要なくなる。
ソング・オブ・マナ
上下方向に光の帯を飛ばし、範囲内の敵にダメージを与える。
マンナイヤへ進化させるにはスカル・オマニアック(敵が強化される呪いを負う)を取得する必要があるため、通常版のままでもいい。
特に上下方向へ展開されるステージ4で有効。
なお、この武器を入手した段階でBGMが変わる。
[単体で有用なパッシブアイテム]
複写の輪
発射物が増幅する。
なにかを射ち出すタイプの武器がほとんどなので、とりあえず出たら選択するくらいの感覚でもいい。
進化版のパートナーとしては雷の指輪がそれに当たるが、育ちきるまではやや使いにくいので敢えて取得しなくてもいい。
ホウレンソウ
単純に武器威力が上がる。
炎の杖をヘルファイアに進化させるパッシブアイテムでもあるが、武器の側は使い勝手があまりよくないので取得する優先順位は低い。
[使いにくいが一見の価値はある武器]
ゴージャス・ムーン
ペンタグラム+王冠で進化。
近場の敵を高価なジェムへと変換していく演出のあと、全ての敵を倒し、出現したジェムをプレイヤーへ吸い寄せる。
進化前のペンタグラムが「画面上の敵と共にアイテムも消滅させる(ペンタグラムのレベルアップによりアイテムが残る確率が上がる)」という性質であるため、育てきるまでがやや辛い。
残念ながら、死神には無効。
[キャラクターアンロック方法]
※武器レベルを上げればアンロックされるキャラクターについては省略。
パワーアップから呪い/Curseを最低1段階取得した状態で20分間生き残るとアンロックされる。
(Stage 1内に存在する呪いを10分以内に拾ってその後20分耐えることでも可能かもしれない)
また、Lamaで30分生き残ると、パッシブアイテム:スカル・オマニアック/Skull O'Maniacがアンロックされる。(ソング・オブ・マナの進化に必要)
Poppea Pecorina /ポッペア ぺコリーナ
Stage3でまずマップを取る。
Stage3でマップを開き、?マークのところを目指す。
Coffin/棺があるので近寄ると敵が湧く。
全滅させると、イベントののちにPoppeaがアンロックされる。
同様に、各マップの棺を開けることでアンロックされる追加キャラクターがいる。
Exdash /エクスダッシュ
タイトル画面で「x-x1viiq」と入力する。(※)
初期武器は漆黒の翼。
運気修整が+100%とずば抜けて高いが、その他の能力値はマイナス修整だらけなので扱いに難がある。
※私の環境の場合、キーボード設定が日本語のままでは反応しませんでした。
タスクバーのキーボード設定を日本語(Microsoft IME等)からUS設定に切り替えれば実行できることを確認。
CivilizationやTotal War: WARHAMMER IIIのセーブ名変更もそうなんですけれど、 英語キーボードにしておかないと誤動作を招くものってけっこうありますよね。 |
●生存のために
設計として、このゲームは「周辺から押し寄せる大量の敵を撃ち落とす」タイプのシューティングアクションであって、現行バージョンでは「敵の弾を避ける」要素はほぼありません。(一部弾を撃って来る敵もいますが、こちらの攻撃で弾を破壊できます)
よって自キャラの移動速度の重要性は低く、火力、特に自機周辺を攻撃できるスキルを重視したビルドを組んだほうが有利になります。
「ビルド」とは言っても【Path of Exile】のように複雑で、しかし多様なビルドが可能なわけではありません。
AoE(範囲攻撃)とノックバック(敵を押し返す)のふたつをなんらかの武器でこなすことを意識するだけでクリア率がぐっと高まります。
最終的に「自分は一歩も動かず押し寄せる敵を返り討ちにするビルド」を目指すことがそのままクリアへの道となります。
ひたすら火力で押し切るという潔いゲーム。 |
[安定したクリアに向けて]
武器を取得する際の優先順位
1.ニンニク(パワーアップが整うまで) 2.聖水(枠を確保したら育てるのは後回し) 3.ノックバックが強い武器
ニンニクは1段階だけでもあるのとないのとでは大違いなので、ゲームを始めたばかりの頃は取ったほうが良いと思います。
ただ、コインを稼いでパワーアップが充実し、ほかの武器の初期火力が高くなってくると、逆にニンニクの必要性は薄らいでいきます。
パワーアップが少ない段階でも、魔法の杖か十字架といったノックバック性能が高い武器を早めに取得できたなら、取らなくてもなんとかなります。
また火力に関しては王の聖書などのほうが高いので、ニンニクよりも聖書を取るほうが安定するケースもあります。
聖水は出たらとにかく取って進化版の素材となるパッシブアイテム、磁石と共に枠を確保します。
枠の確保を済ませたあとは中盤まで他の武器を優先して成長させ、終盤までに聖水進化版ラ・ボッラの獲得が間に合えばオーケー。
パッシブアイテムの優先順位
1.磁石 2.複写の輪 3.空白の書 4.武器の進化に必要な物
磁石は聖水の上位版素材であることに加え、重要な経験値ジェムを収集しやすくなるので出現したら取得して枠を確保し、優先的にレベルアップしていきます。
●死神を倒す
30分サバイバル後に出現する死神は基本的には倒せない相手です。
倒すためには死神の突撃(高速で接近してきてプレイヤーと重なる)を回避するための位置取りとして、「プレイヤーも敵も通過できないオブジェクト」が存在するところで戦う必要があります。
障害物や時間停止(クロック・ランセット)なくして死神の突撃を阻止することは難しい、というか、実質不可能です。
死神の接近を許してしまった場合、月桂樹やティラギスによって、障害物に隠れ直すまで粘ったり、復活して仕切り直せなくもないです。
[どうしても死神を倒せない場合]
海外のプレイヤーが発見した方法がWikiに掲載されています。
内容としては――
・死神の体力は出現時点でのプレイヤーキャラクターのレベルに応じて値が決定される(キャラクターレベルの655350倍)ので、レベルを上げずに死神を出現させる。
・机や本棚といった障害物を利用して死神たちに接触されないよう立ち回りつつ、最初の死神を倒す。
――といったものです。
それにはまず、「最初にテーブルの上に乗った緑ジェムを除き一切ジェムを拾わずに=レベルを3以上に上げずに死神が出現するまで30分生き延びる」必要があります。
一見すると不可能に思えますが、可能とする手段があります。
[クレーリチを使用した低レベルクリア方法]
・キャラクターはシスター・クレーリチを選択。
Stageは2を選択。
・開始後、上にある緑ジェムを拾ってレベルを2に上げる。
・ルーントレーサーを選ぶ。(出なかったらやり直し)
・本棚と丸テーブルに囲まれた場所に立つ。(上記Wiki参照)
・クレーリチの範囲拡大能力によってルーントレーサーが巨大化し、テーブルと棚の隙間に挟まった状態で留まる。
(クレーリチのレベルを上げて能力が減衰しない限り、この状態が継続される)
・ルーントレーサーの攻撃力とノックバックが合わさり、敵の接近を許さない状態でゲームが進行する。
・結果、レベル2のまま放置で30分クリアし、低い体力の死神を出現させられる。
[その後の死神撃退]
・死神が出現したら、即死覚悟で物陰から出て経験値ジェムの回収に走る。
武器はデフォルトの聖水に加え、ナイフ、ホネなど。
・本棚、丸テーブルによる接近の阻止、クロック・ランセットによる時間停止、月桂樹のバリア、ティラギスによる復活を駆使して倒す。
("ω") ……と書くとなんだか簡単そうですが、実際にはそれでも死神を倒すのは難しいです。
位置取りによっては死神が棚とテーブルに引っかかって無傷で倒せるそうですが。
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