「時代」を理由にするのもどうかと思うんですけれど。
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●ゲームに必要な情報を最初からゲーム外の媒体頼りにしてよいものか
どちらかと言えばこのブログは、私が個人的にプレイした時の攻略メモと感想をまとめた内容であって、それこそ日記に近い内容だと思います。
ゲームに関する基本的なデータを「おさらい」として記載することはありますが、あくまで自分にとっての情報整理術の一環であって、「それがほかのどなたかの役に立つのであれば」といったスタンスでブログ記事にしています。
それに関係する話なのですが、【ドラゴンクエストIX】の頃、開発陣がネットありきの設計を行ったという談話を読み、疑問を感じたことを覚えています。
自分でもゲームブログを書いている身でありながらこういうことを言うのもなんですが、「ゲームの情報はプレイヤー自らがゲーム内で調べられる状態で置かれているべきだ」と考えています。
見つけにくいレアアイテムや、本当の意味での隠し要素(デバッグモード等も含む)でもない限り、アイテム調合のリスト等、アイテム数が増えれば増えるだけ掛けあわせの可能性が増える類いのものは――段階的なアンロックやスキルの習得が必要であったとしても――いずれは全て画面に表示されてしかるべきではないかな、と。
掛けあわせごとの確認や試行は「ゲーム」とは呼べない単なるチェック作業であって、そこに時間を割きたくはありません。
("ω") そういう意味では【Path of Exile】のvendor recipeなんかまさに、「覚えておけないよ」って感じなんですけれど。
私にとってネット等の攻略情報というものは、情報の整頓であったり、より洗練された攻略モデルを拝見したりといった、補助的な役割としてそこにあるのだという認識です。
コントローラなりキーボードなりに手を置いてディスプレイの前に構え、いざゲーム世界へ、といった感じで没頭したいのに、そこから目や手を離してゲーム外の要素――サブ画面やタブレット、スマホへ意識を向けるという行為はできるだけ避けたいものです。
ゲーム内メモ機能を全てのゲームに備えてほしいなぁ、などと願っているくらいで。
現役のゲーム制作者の皆さんには、もうちょっとメタな意味での「粋」なゲームプレイとはなんぞや、みたいな辺りを考慮していただきたいものです。
("ω") 昔は攻略本ビジネスみたいなものが成立していましたから、今とは事情が違ったのかもしれませんけれどね。
今現在のいわゆる攻略サイト運営は、メーカーとは直接の関係はない形で行われているわけです。
公式Wikiやコミュニティスペースを用意しているメーカーは、その点考えあってのことなのだろうな、と。
振り返ってみればファミコン時代の「隠れキャラ」や「隠し要素」は、それこそ通常のプレイでは発見し得ないものもありましたっけ。
「IIコンのマイクに信号を入力(「ハドソン」である必要はない)しつつ操作する」なんていうのは比較的にやさしい隠し方で、セレクトボタンを押しながら特定の場所を撃ち続ける……なんていう曲芸めいたことをしないとレーザーが取れない【スターソルジャー】と、それを遊んでいた頃の自分が思い起こされます。
【ドルアーガの塔】の裏面に入る、上下左右下上右左左右下上右左上とか、絶対開発が漏らさないとわからない方法じゃないですか。
("▼")未だにコマンドを覚えています。
「ゲーム外で調べなければならないことが多い」イコール「奥深いゲーム」ではけっしてないわけです。
「底知れぬ世界やゲーム性を感じ、思わず入り浸ってあれこれ試したくなってしまうような作品」こそ、本当に「奥深いゲーム」なのではないかな、と。
ゲーム業界への提言――と言うほど大げさなものではありませんが、個人的な好みとしては、無暗に横方向へ広げたりマルチに展開するものではなく、それ自身、縦に深みのあるゲームを作っていただきたいものです。
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