2020年11月14日

PS5の性能の話 | 伝説の[DAIVA]

 昨日の記事の続きです。

[PS5の性能の話]
 PC-8801時代から家庭用ゲーム機とPCを併用して来ましたが、手持ちの環境では初代プレイステーションからPS2辺りまではゲーム機のほうが勝り、それ以降はPCのほうが良いグラフィックで遊べる……といったところでした。
 【新生FF14】に合わせて新調し、以降はグラフィックボードを交換するなどして、もっぱらPCで遊んでいます。
 結局PS4も買わず仕舞いで、そのままPS5の発売を迎えてしまったわけです。

 当のPS5に関しては実機でのデモ、各種の映像などを拝見しましたが、「4K+120fps動作が可能」という売り文句とは冷静に向きあう必要がありそうです。
 あくまで「可能」なだけで、PS5の性能でそれらを「実現」するには明らかにパワーが不足しており、4K+120fpsをキープするにはその他の画像品質を落とす必要があるからです。
 ラウンチタイトルである【スパイダーマン マイルズ・モラレス】も、レイトレーシングなどの高度な画像処理を含めるとfpsは30に制限され、オプションによるfps優先(60fps)モードとの二択になっています。
 ユーザーによる処理ごとの品質調整も行えません。
 個人的にはもう30fps環境でアクションゲームを遊ぶのは辛いかなぁ、と。
 ("ω") フレームレートが低いと目がチカチカします。

 これから開発環境の充実と最適化が進めば、多少の改善や「PS5上で綺麗に見せるための技術」は蓄積されていくかと思いますが、高機能版の「PS5 Pro」などが登場しない限り、根本的なパワー不足は解消されないような気がします。
 それでもなお、PCで同じ環境を組み上げるのに比べれば安上がりなマシンだと思いますので、「簡便に現在のAAAタイトルを楽しみたい」という方には向いているのではないでしょうか。


[機種別版が存在した戦略ゲーム]
 互換性の話で言うと、機種違いの垣根の存在を逆手にとったのがPC6機種とファミコンで発売された【DAIVA】だったのかもしれません。
 宇宙艦隊を操作する戦略シミュレーション・ゲーム、いまで言うところのストラテジー物で、機種ごとに主人公と率いる勢力が異なり、物語るという挑戦的な作品でした。
 たとえて言うなら【Endless Space】の各勢力が別々のハードで攻略を展開していたような感じでしょうか。
 開発コストが倍増どころか数十倍数百倍に膨れ上がった現在のゲーム開発事情では考えられないマルチな戦略でしたが、元が取れたのかどうかは不明です。

 ちなみに当時私がプレイできたのは88版とMSX版(MSX2版とのいずれであったのかは失念)、ファミコン版だけです。
 浅倉大介さんが作曲を担当した格好良いテーマ曲が各機種版ごとに存在していて、サントラのレコードを買った覚えがあります。
 ("ω") 探せば【OutRun】のレコードと一緒にあるはず……。
 いまは「ビニール」って呼んだほうがいいですか?


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