《Dishonored》などを生み出したArkane Studiosによるアクションアドベンチャー《Prey》をクリアしました。
感想と攻略に際してのメモ、コントローラ設定トラブルの解消などについての記事です。
地球は青かった。 |
宇宙ステーションを舞台としたアドベンチャーよりのFPSです。
PVなどからのイメージとして、閉鎖された環境下での探索とサバイバルが主体となることは想像していたのですが、大きく違ったのは「結構と人の声がする」点でした。
主人公の兄であるアレックス・ユウやガイド役となるジャニュアリーを始め、NPCからの通信やボイスレコーダーの音声などが次々と流れるため、孤独に苛まれるという感覚はほとんどありません。
むしろ、それらの会話や記録から、自分の姿勢と向き合ったり登場人物たちの心情を察したりといった「人間関係」を意識し続ける時間が長く取られているような作りになっています。
作中にたびたび登場する「救う/救わない」といった選択も、よくある単純な二者択一でありながら、「なぜそうするのか?」「こちらを選ぶ理由は?」といった自分の心への問い掛けを自然と伴うよう、ゲームという表現を介して心に訴えかける強さを持ち得ています。
そしてそれらは作品を通した大きなテーマであり、エンディングへと連なる重要なファクターでもあるのです。
正直、FPSアクションとしてみるとやや消化不良気味な点もあるのですが、主人公モーガン・ユウの立場でその立ち居振る舞いをいかにせん、と考えながら世界観に浸れる魅力が本作にはあると思います。
敵のバリエーションはやや少なめ。 比較的に対策は豊富なので、自分で戦い方を選べる。 |
・難易度ノーマルでも敵がそれなりに手強い
武器やスキルが整っていない内は苦戦する、いわゆる「序盤がきつい」類いのゲームだと感じました。
序盤から登場する強敵[ファントム]との戦いは地道にグルーガンで固めて殴るか、9mm弾を量産して遠距離戦を挑むのが楽な印象です。
なお、最低難易度の「ストーリー」を選択すれば、近付いてレンチをぶんぶん振り回してたまに薬を使用するだけで作中最強の敵も倒せます。
・ヒントが控えめ
同じベセスダ販売によるTESやFalloutシリーズとは異なり、クエストやミッションの目標物を示すマーカーがそのものに表示されているとは限りません。
たとえば、なんのヒントもなく、部屋の中のとあるオブジェクトの下に大事なキーが隠されていたりします。
また、金庫やドアのロックを解除する番号を知っている場合は解除画面に表示されますが、一部のデータ入力はログを見返して確認したり、そもそもどこで入力するのか示されていないものもあります。
この辺りの「そこまで教えてくれないさじ加減」は昔は割と普通だったのですが、今どきのゲームとしては珍しい印象で、好みによって評価が分かれるかもしれません。
・ロード時間が長く、機会も多い
ゲームの構造上、舞台である宇宙ステーション内外を行ったり来たりすることになるのですが、各エリア間の移動にはロードを挟みます。
他のゲームでも使っているSSDにインストールして遊んだのですが、エリア移動ごとに10~20秒ほど待つことになり、おかげで目が休まりました。
Skyrimなどに比べて、長く表示される分だけローディング画面のメッセージが読みやすい、というメリットも!
[攻略メモ]
●道中
・ハッキング能力が便利
金庫やドアロックの解除、端末からの情報収集、機械類のコントロール奪取など、様々な場面で重宝する。
ロックを解除した結果としてニューロモッドが入手できることも多いので、投資した分を回収できる。
こちらを敵であると認識した機械類をハッキングすれば味方に、もしくは無害にできる。
・グルーの使い道
漏電している配電盤の一時鎮静化、燃えている箇所の消化、ガス漏れ箇所の補修、足場の作成(後述)、敵の行動阻害、遠くの敵への牽制など、使い道は様々。
弾薬は多めに持っておきたい。
ただし、ガラスには付けられない。
こんな使い方もしていたようで。 |
張り付いたグルーには「よじ登れる」判定が生まれる。
壁面に対して段差を付けて並べることで、即席の階段にもなる。
(とある場所でNPCによる手本を観られる)
適当なルートが見当たらない場合、高所に道があったりもする。
高く飛び上がれるようになるスキルもあるが、このグルーの存在により必須と言うわけではない。
●戦闘
・食事効果を倍にするスキルを修得する
緊急時を除けばそこら辺に落ちているものを食べるだけで体力回復には困らなくなる。
(被ダメージが少なくなる低難易度でのプレイ時には、逆にいらないかも)
・グルーで敵の動きを止める
グルーを当て続けると、いずれ敵は身動きを取れなくなる。
このときにレンチの溜め攻撃を当てると、大打撃を与えられる。
明らかにミミックであることがわかるオブジェクト(時折動く他、途中からスキャンでも発見できるようになる)には遠くからグルーをぶつけて近付く→殴るという流れが有効。
・敵のコントロールを奪ったり、味方を召喚できるスキルが強い
少しゲームを進行させると覚えられるようになる能力。
単純な火力としても、囮としても優秀。
武器の強化系スキルとパーツが貯まるまでは、囮に向かう敵の背後をレンチによる溜め殴りで攻めるほうが弾薬の節約にもなって良い。
・扱い易くて強いショットガン
中盤以降の主力。
最大まで強化してセキュリティ武器の威力アップスキルも重ねれば、最強の敵もごり押しで倒せるようになる。
[Xbox 360コントローラ使用時の不具合への対処]
愛用のXbox 360コントローラでプレイしようとしたところ、Warframeと同じような「感度が高すぎてまともに操作できない」現象が発生しました。
これはゲーム内での入力とSteam入力設定によるデスクトップ操作が多重に認識されてしまうことによる現象だと思われます。
Warframeでの対処法(Steam入力の強制オフ)を試したところ、Preyではコントローラそのものを認識しなくなりました。
→ 参照:コントローラーコンフィグの内容が記憶されない現象を解消できました
「グローバルSteam入力設定を使用する(Xbox)」のまま、デスクトップ入力だけ無効化する(入力への対応をすべて消す)という方法で対処しました。
1.Steamクライアントの設定画面を開く。
左上の「Steam」をクリック →「設定」をクリック。
2.「コントローラ」項にある「デスクトップ設定」をクリック。
3.デスクトップ操作のコンフィグ画面(Steam Controller Configurator)が開く。
画面下部の「設定を閲覧」をクリック。
4.設定一覧から「Disabled」を選択。
プレビューを確認したら、画面下部の「設定を適用」をクリック。
設定画面を閉じる。
これでSteam起動中にコントローラを操作してもマウス等が動かなくなります。
Preyを起動して、Xbox360コントローラでのプレイに支障がないか確認してみてください。
なお、私の環境の場合はPrey内でコントローラのスティックの感度設定が行えない(Steamコントローラ側で設定するようになっている)状態になり、さらにスティックの入力の「あそび」がなく、少し傾けるとすぐに反応するというやや遊び辛い状態が残っています。
Steamコントローラを買え、ってことでしょうか ("ω")
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