結論から先に言ってしまえば「過去の作品を通じてインペリアルに対する何かしらの思い入れがなければ特に必要はないコレクション的な位置付け」というのが私の答えです。
インペリアルは種族として特別に強いわけではなく、他種族と比べてゲーム進行上有利になるということもありません。
「ゲームの中にある要素を(使えるかどうかに関わらず)なるべく多く手に入れたい」という方は迷うことなくゲットです。
[インペリアル・エディションの購入、もしくはアップグレードで可能になること]
1. キャラクター作成時に、インペリアルを選択できるようになる
例えばオブリビオンではマジカ最大値などの理由から精霊座+ハイエルフが最強候補だったりしましたが、ESOでは種族差は小さなものです。
装備品やエンチャント、能力値の配分で調整できる範囲の差しかありません。
種族固有のパッシブ・スキルに関してもあくまでオマケ程度の能力で、「その能力があるから/ないから種族間の優劣が分かれる」などといった状況はほとんどありません。
あくまで「ああ、そういえばそんな長所があったっけ」といった感じです。
インペリアルの固有パッシブ・スキルRed Diamondは近接攻撃時に低確率(10%)でライフを規定値回復するというものですが、かなり微妙な性能です。
私のメインキャラはマジカビルドのインペリアルDragonknightですが、クラフターも兼ねているのでスキルポイントに余裕がなく、ポイントを振り直すついでにRed Diamondから割り振りを外してしまったくらいです。
その他の種族パッシブは、ヘルスとスタミナ最大値にボーナスが付くというもの。
これは単に肉弾戦に適性があるというだけではなく、ヘルスとスタミナに割り振る分をマジカに振れるということでもあるので、私のキャラクターのようにマジカ依存の攻撃しか使わないビルド(※)でもそれなりに有効です。
なお、種族パッシブは複数の種族間で同じものが存在し、それらの取り合わせで種族の特徴を形成しています。
※ キャラクターの育成方針はプレイヤーの自由
マジカ重視のビルドであってもヘルス最大値は生存率に直結し、スタミナは行動不能状態の解除、隠密移動、ガードなどに関係するので全く必要ないわけではありません。
シールドを展開するスキルの持続時間がDBパッチで大幅に短縮されたので、マジカを消費してシールドを張り続けていればヘルスがなくても事足りたSorcererなども事故死の危険が少しだけ増えました。
ESOでは1アカウントで複数のキャラクター(※)を無料で作成し、最大LVである50まで育てるのにそれほど時間も掛かりませんので、よほどのこだわりがない限り「あの種族で遊べば良かった」といった後悔もないと思います。
あの種族で遊びたい!と思ったらサブキャラを作っちゃえば良いので。
ちなみに銀行(倉庫の位置付け)は同一サーバ内の全てのキャラクター間で共有なので、アイテムの受け渡しに際してメールを介したり、他プレイヤーの協力が必要になることはありません。
※ キャラクター作成可能数と追加枠の購入
ひとつのアカウントでNAサーバとEUサーバそれぞれに8人ずつ無料で作成可能。
9人目以降のキャラクターを作成したい場合は、1キャラ辺り1500Crown掛かる。(買い切り)
2016.6.9現在、追加できるのは4スロットまで。
つまり、キャラクター作成数限界は1サーバ辺り12。
2. 最初から馬に乗れる
持ち馬なくタムリエルの地で過ごすのは、車の免許なくアメリカで生活するようなものです。(比喩的に)
白馬がコレクションに追加され、最初から馬に乗って移動できます。
(※ 権利を所持していても、コレクション選択画面から乗る馬を選択する必要がある)
この白馬はインペリアル・エディションもしくはアップグレード専用のもので、現在はCrownストアで別途購入することができません。
一番安い馬でも10,000ゴールドするので、全く0からゲームを始めるプレイヤーにとっては便利だと思います。
しかし、Crownで購入できるマウントは他にもたくさんいますし、DLCのバンドル版の購入でもその他のマウントを割安で手に入れることができます。
2016.6.14現在はDark Brotherhood DLCのバンドルが販売中で、狼マウントが含まれています。(狼マウントは単体でも購入できます)
特に白馬の王子プレイなどをする予定がなければインペリアル・エディションを購入する費用で他のマウントを購入するのもアリでしょう。
もちろん頑張って10,000ゴールド貯めるのも悪くありませんが、新しい場所の開拓から街中の移動までマウントがあるとないとでは時間効率にかなりの差が出ますので、どうせ買うのであれば早めのほうが良いと思います。
なお、マウントによる速度の違いなど能力差は一切ありません。
20時間に1度、250Gで受けられる乗馬技術のトレーニングで伸ばせるスピード/スタミナ/積載量は全てのマウント間で共用(※)です。
マウントを所持していなくてもとりあえずトレーニングだけは行えるようです。
(私は最初から白馬を所有していたので、確認していません)
※ Riding Skillの成長
マウントに乗る権利そのものは同一サーバ内の全てのキャラクターに有効です。
しかし乗馬技術はキャラクターごとの能力扱いなので、二人目以降のキャラを本格的に使う予定があるならば早めに作成してスキルだけ伸ばすのも手です。
3. インペリアル様式の装備品を作製/コンバートできる
インペリアル様式の装備品を最初から作成できます。
装備品の種族様式による優劣は一切なく、デザインが違うだけです。
スタァーップ! |
インペリアル・エディションを購入しても、種族がインペリアルのキャラクターかインペリアル様式を学べるMotif、Racial Motifs 10: Imperial Cyrodsを使ったキャラクターでなければインペリアル様式の装備品は作れません。
インペリアル様式Motifも他様式のものと同様に低確率で収納やバックパックなどから拾得できるようです。
まれにzoneチャットで取引されていますが、相場的には数万ゴールドらしいです。
ちなみにCrownで買おうとするとインペリアル・エディションへのアップグレード(2,100Crown)よりも割高(5,000Crown)という謎価格設定だったりします。
インペリアル・エディション所有者であれば、他種族で作製したり拾った武具(クエスト報酬やボスからのドロップなどは除く)をインペリアル様式へコンバートさせられます。
種族がインペリアルでなくともインペリアル様式へコンバートできます |
コンバートに際して費用・素材は必要ありません。
ただしコンバートした段階でBound属性が付き、他プレイヤーとトレードできなくなります。
また、一度コンバートしたものを元の様式へ戻すことはできません。
ロード・ウォリアーズ的な誰か |
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントの反映まで時間がかかる場合があります