2020年6月19日

Steam版Satisfactory(アーリーアクセス)を購入しました | Factorioとの違い

 Sanctum 3を出してくれることを願い、お布施を兼ねてゲットしました。

 いや、なんかSatisfactoryが大成功しちゃったから、Coffee Stain Studios的にはSanctumシリーズのつづきを出す必要がなさそうですけれども ("ω")



やっとこSteam版が出てくれました。


●気分は工場長
 印象からして3D版【Factorio】といった感じで、ゲーム性もまさにそうなんですが、そこはやはり一人称視点である分、自分が作った工場の中を歩ける「工場長」気分をより楽しめる感じです。
 一方、資源や開発予定地を探して歩き、時に戦闘にも至る感覚は、個人的には【No Man's Sky】での惑星探索に近いものを感じました。

●Factorioとの違い
・マップは固定
 草原、砂漠、森、砂丘(難易度順)という四種類の中から選べる。
 鉱床、希少資源などリソースの場所も固定。
 リソースの配置バランスによって極端に難易度が変動することはないが、攻略を重んじた場合は誰が開発しても似たような搬送経路や施設群によって工場が形成されるかもしれない。
 高低差に阻まれ、徒歩では進めない場所が多く、土台や通路のアンロックと素材の確保が世界を広げることにもなる。

 【No Man's Sky】の地形操作ツールみたいなものがあれば良かったんですが……山も崩せちゃうから駄目ですか ("ω")

・オブジェクト配置場所がグリッドではなくフリー
 升目に拘らず自由に回転・配置できるが、その分見た目がごちゃごちゃになりやすい。
 Ctrlキーを押しながら配置場所を調整することで、隣接するオブジェクトとの並び方を整えることができる。
 コンクリートを素材とする土台を置けば、その上へオブジェクトの配置を試みた時、予めグリッドに沿った配置場所を提案してくれるようになる。
 原生生物を引き寄せる「汚染」の要素がない為、ためらわずに地表を土台で覆ってしまえる。

・施設は台座や壁を介して上下にも積める
 階層化を施し狭い面積の中に立体的な工場を建造することが可能。
 特にコンテナは台座がなくても積めるので、集積場所を決めて重ねておくと何かと便利。
 土台や壁はその下に置いた物を撤去しても、宙に浮いた状態で残る。
 上に施設が乗った状態の土台は、上に乗せた施設を撤去してからでないと撤去できない。

・ベルトコンベア同士は交差可能
 特別なアイテムを必要とせず、ベルトコンベアは自由に交差させられる。
 角度や距離の限界はあるが、地形を貫通させることも可能。
 角度限界を超えて上下方向に移動させたい場合は、垂直に移動させるリフトがある。
 なお、Factorioと違ってベルトコンベア(コンベア・ベルト)は最初からは使えない。(チュートリアル途中から)

・立体的な移動手段
 施設やコンテナ自体にハシゴがついているので、ダッシュやジャンプと併用すれば工場は割と自由に移動できる。
 パラシュートやジェットパック等も存在する。
 ジャンプ台とクッションも作れるがこれらはただのネタアイテムではなく、上下階層の移動用に使える。
 Factorio同様、中距離移動は車が便利。ターミナルを設置することで自動化もできる。
 その他アップデートで電車やハイパーチューブによる移動網が追加された。
とにかく気持ちいいチューブでの移動。
未利用時でも電力を消費し続けるのが難点。
独立したバイオマスバーナーを出入り口につけて乗る時だけ燃料をひとつ投げ込む……
という手段で節約できなくもないものの、利便性とバッティングする感じです。

・資源が枯渇しない
 枯渇しない代わり、一か所に置ける資源採掘機の数が基本的にはひとつに制限されている(アップグレード、オーバークロックは可能)ので、「資源は無限にあるが、単位時間内で得られる資源は限られている」というさじ加減。
 その為、大量の掘削施設と精製施設をどんどん並べていって時短できるFactorioに比べ、攻略速度を上げるのが難しい。


・敵が工場を襲わない
 敵の攻撃によって施設が破壊されることはない。
 生産待ちと休憩を兼ねてゲームを起動したまま放置しても安心。
 なお、死亡した時はインベントリと装備品全てを箱に入った状態でその場に落とす。(アイテムが収納された「クレート」となり、コンパスで方角だけはわかる)
 箱を取り戻す前に死亡した場合でも残り続けてくれる。(複数の「クレート」が残り続けることを確認)

・自動と手動の比率
 Factorioでは高ティアのアイテムになるに従って作成時間が増していき、手で作るのは現実的ではない物も増えていくが、Satisfactoryではむしろ製作機よりも工作台を用いて手で作るほうが速かったりする。
 特に電力が不足気味な序盤は工作台等での手作業を併用して進めていくほうが無理に全自動化しようとするよりも手っ取り早い。
 「プロジェクト・アセンブリ(下記)」を進めるためのアイテムは、組立機や製造機でなければ作製できない。

・施設の生産効率化の手段
 Factorioでは生産効率を上げるための「モジュール」は研究を済ませさえすれば量産できるが、Satisfactoryではマップ上に点在する光るナメクジ「パワー・スラッグ」を見つけて回収し、それを素材とする「パワー・シャード」を作製、施設にセットする必要がある。
 積極的に探索に出かけて、できるだけ多くのスラッグを捕まえたい。
 3つのパワー・シャード込みで最大で250%まで生産力を高めることができる(スライダーで調整可能)が、電力は最大で4倍にまで増加する。
 施設の素材と設置場所が確保できるなら、その分施設数を増やしたほうが良い。
紫のスラッグを素材にすれば、一匹で5個のパワー・シャードを入手できます。

・電力を拡大・安定的に確保し辛い
 施設が要する電力が足りなくなった場合、活動が鈍る過程を経ず、即座に停止する。
 序盤の電力源は植物や動物の素材からバイオマスを作製したり(効率は悪いが、素材をそのまま使用することもできる)、その上位の個体バイオ燃料に加工してバイオマス・バーナーに投じ、電力へと変換するが、各施設の必要電力に比べると非力。
 複数のバイオマス・バーナーを併設することになるが、燃料となるバイオマスをバーナーへ自動供給することができないため、燃料を入れて回ることになる=単純に手数と時間がかかる。
 余力があれば燃料消費も抑制されるので、どうせ作るのであればまとめて5、6機作って全てに個体バイオ燃料を投げ込んでおけば、放っておいてもしばらく持つ。

 チェーンソーでまとめて伐採した葉と木をそれぞれバイオマスに自動で変換する→個体バイオ燃料に自動で変換する……という流れで多少楽になるので、まずはチェーンソーの作製を目指す。
 石炭発電をアンロックし、燃料である石炭と水を確保できれば、管理そのものは楽になる。

・技術開発はマイルストーン達成型
 拠点となる「HUB」にあるターミナルにアイテムを投じることで新しいレシピや装備のアップグレードが行われる。
 チュートリアル(ティア0)では要求アイテムを投じた後、すぐ次のマイルストーンを設定し、アイテムさえあれば達成できる。
 ティア1以降は待ち時間あり。
 ティアは軌道エレベータでの「プロジェクト・アセンブリ(下記)」を進めることでアンロックされていく。

 それらと並行して、M.A.M.という研究デスクを設置し、アイテムを投じることで研究を進め、素材やレシピ、装備のアップグレード等を行う要素もある。
 道中壊れたシャトルとその破片が落ちていることがあるが、その中にロックされた(まれにロックされていないものもある)ドアがあり、開けることができればハードドライブを回収できる。
 回収したハードドライブをM.A.M.で研究すれば、代替レシピをアンロックできる。(選択式)
 石英の研究を進め、救難信号を捉えられるようになれば、シャトルの場所が探知できるようになる。

・ロケットの代わりに軌道エレベータを送り出す
 ロケット・サイロからロケットを打ち上げれば(差し当たり)勝利を得られるFactorioに対し、こちらは軌道エレベータにアイテムを送り込み「プロジェクト・アセンブリ」という形でフェーズ分割されたものを進行していくという形になる。
 2020年6月現在はアーリーアクセス中につき、ティア7までの未完成状態。
 フェーズを進行させるとティアごとに分類された技術とそのアンロックが可能になる。
 なお、「プロジェクト・アセンブリ」用に軌道エレベータへ収納したアイテムは、仮に軌道エレベータを撤去しても内側にカウントされたまま残っている →軌道エレベータを再び建造した時に途中から再開できるので、位置を替えたい場合はためらわなくてもいい。

・建造物を撤去すると、素材まで戻る
 中間素材の素材にまでは戻らない。
 Factorioでは新たな場所を開拓する時に予め作り貯めしておいた施設をインベントリに格納して持っていけたが、Satisfactoryでは逐一現地で作製しなければならない。
 アイテムや建造物を選ぶ画面で右クリック→「やることリスト(To Do List)」に登録しておけば、必要な素材総数が画面に表示されるので、持っていく素材数をある程度把握できる。
 (道を切り拓くために素材を使って足りなくなる可能性もあるので余分に持って行く)

・まとめると……
 Factorioよりも時間泥棒かもしれない。
 基地が敵に襲われる心配はないので、電力が安定している状態で素材が貯まるのを放置して待つことができる。
 敵そのものはなかなか煩わしい動きを見せる。(というか、主人公側の兵器が弱い)


●攻略メモ
・A.D.A.の指示に従いチュートリアルを進める。(マップ選択画面でチェックボックスにチェックを入れることで省略することもできる)

・ティア2「障害物の除去」をアンロック
 固形バイオマス燃料を作製可能にして、電力源を確保する。
 HUB備え付けのバイオマスバーナー(出力20MW)よりも単体のバーナー(出力30MW)のほうが出力が高い。
・ティア1「ロジスティクス」をアンロック
 コンベア分岐機で素材を分散処理できるようにする。
・以降、チェーンソーで草刈り →木と葉をバイオマスに →固形バイオマス燃料作製のラインを最初に整える。
 あとはバイオマスバーナーを並べて固形バイオマス燃料を放り込んでいき、そのまま石炭発電まで粘る。

・素材を自動作製してコンテナへ流し込んでいく。
 1叩きでできる素材は手作業でもいい。
 (鉄のロッド等)

・コンクリートを多めに作成。
 マップ内には普通の移動では辿り着けない場所もあるので、いつでも道を作れるよう、探索に出る際には台座用のコンクリートや通路用の鉄板と鉄のロッドを多めに携帯する。

・AWESOMEシンクへ作りやすい中間素材を流し込んでクーポンを貯め、AWESOMEショップで土台→ダブル・スロープ(Double Ramp)や、組織化→通路などを早めにアンロックしておくと、建造・探索両面で役立つ。
 シンクへ流すアイテムとしては、序盤はコンクリートが楽でポイントも高い。
 カテリウム研究後は、クイックワイヤーが大量に造れてポイントも高い。

・突進してくる敵や飛んで来る敵は引きながら近接攻撃、炎を吐く敵は足を止めたところを鉄筋ガン(異星生物をM.A.M.で研究)かライフルで狙って倒す。

・中遠距離の移動にはハイパーチューブが重宝する。
 早めにアンロックして要所に設置する。
 遠隔地側からのチューブ入口にはその他の電源から独立したバイオマスバーナーを一機つけ、乗る時に燃料を1だけ入れると無駄がない。(利便性は犠牲になる)
 横に個人用貯蔵箱を置いてその中の燃料の上で右クリック(分割)を繰り返せば1にできる。1になったらShift+左クリックでそれだけ取り出し。

・カテリウムの発見と研究
 電柱Mk.2とブレード・ランナーズを早めにアンロックして作れれば建造や探索が捗る。

思わぬところに道が隠されていたりするマップ。
こういうところは固定マップの利点かと。
石油燃料による燃料発電が回り始めて、ようやく電力問題から解放される感じです。



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