最初の1ミッション攻略に約1時間掛かるなど、けっこうなボリュームです。
正直、事前の印象は「Borderlandsは越えられないのでは」という否定的なものでした。
ただFPS+ハクスラであるBorderlandsとは異なり、Battleboneは流動的な目標遂行型のFPSという異なるゲーム性を持ちます。
Borderlandsが装備を入れ替えたりスキルを考えたりするために時折足を止めるゲームであるのに対し、Battleboneはミッション中に次々と目標が与えられ、それを追って休む間もなく戦いが続きます。
スキルに当たる能力の選択は十字キーの上を押しながらLTorRTによる[Helix]という二者択一式となっており、激しい戦闘の最中でも素早く行えるようなUIに工夫されています。
[プレイするごとにレベル1からはじまる]
Borderlandsとの違いのひとつがレベルの要素です。
レベルを上げて装備を整え、より強い敵に挑むというRPG風味のBorderlandsとは異なり、Battleboneにおいてはミッションをスタートさせる時にレベル1から始まります。
ミッション中に得られる経験値によってレベルが上がり、状況や仲間の構成に応じてスキルをHelixで選択してゆき、キャラクターの色付けを行います。
成長要素について自分の望むビルドに合わせてあれこれ考えて育ててゆくタイプのBorderlandsとは真逆に、その場の状況に応じていまどちらのスキルが有用かを判断してその都度採択してゆきます。
これがなかなか面白いところです。
たとえばOscar Mikeというグレネードとステルスを持つキャラクターの場合、Helixの左右の選択肢に「左:グレネードが着弾した瞬間に爆発するようになる」or「右:ステルス解除時に攻撃力ボーナスを得る」というものがあります。
(Oscar Mike Lv1 Helix)
グレネードスキルを主体に戦いたいのであれば左を選び、ステルススキルからの奇襲を活かしたいのであれば右を選ぶことになるでしょう。
その後のHelixにも「ステルス開始と同時にシールドチャージがはじまる」「通常攻撃のシールド貫通性を高める」など様々なものがあり、片方を選びながらそのミッション中のそのキャラクターの個性を伸ばしてゆきます。
自分流のビルドで事前に予定した通りにHelixを選んでゆくのも良いでしょうが、そのミッションの内容や仲間の構成に合わせて柔軟に対応する楽しさもある成長システムだと思います。
BorderlandsのハクスラFPSと似たゲーム性を期待している方には「少し違う」と述べておきます。
「Battleboneはシンプルな成長システムで、しかし戦略的なプレイが楽しめるFPSである」というのがβテストに参加したいまのところの私の感想です。
ちなみに近接武器で近距離戦を得意とするキャラクターもいますので、典型的なFPSというよりは一人称視点のアクションゲームだと捉えたほうがイメージしやすいかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントの反映まで時間がかかる場合があります