Skyrim Special Editionが無料配布されました | PC版でゲームがクラッシュしてデスクトップに戻る場合（CTD）の解決策

　先日発売・無料配布されたThe Elder Scrolls V: Skyrim Special Editionを早速プレイしてみました。


　なお、オリジナル版＋DLC所有者には無料で配布されている、はずです。
　（Steamライブラリに自動で追加されています）

　見た目の正直な感想としては、
　「何も入れない（いわゆるバニラ）状態でも十二分に美しいが、オリジナル版に各種の画質向上MODを導入したものに比べるとやはり地味な印象を受ける」
　といったところです。

　ENBなどで劇的な改善・調整を行えたので、それに慣れてしまった目で見ると「Special」という言葉から受ける期待感とは若干遠いものを感じました。
　ただし今後それらの画質向上系MODがSpecial Editionに対応し、導入できるようになれば、オリジナル版をしのぐ魅力と安定性（大事）を得られる可能性があると思います。

　Special Editionは現在のところ英語その他の言語のみの仕様となっており、日本語音声・字幕は11月に追加される予定だそうです。

[PC版におけるCTDの解決策]

　適切なスペックさえあれば非常に快適に動作する――ように感じられていたのですが、しばらくプレイしていたところ突如CTDしました。

　調べてみると、どうやらこれはWindows10＋ペンタブレット利用者に多く見られる現象で、私の場合別のゲーム（Codemasters製レースゲーム、Terrariaなど）でも発生していました。

　→ 【メモ】 Windows 10のフリーズ＆CTDを解消する方法　[過去記事]

　どうもWindows10側に標準搭載されているタッチ入力機能やその他のタブレット用ドライバーなり常駐ソフトなりが干渉し、なんの因果か特定のアプリケーションのクラッシュを引き起こしているようです。

この辺が悪さしている感じ

　外部のペンタブレットを利用していない人でも起こるようですが、「Windowsのタッチ入力機能が原因だ！」とは断言できません。
　あくまで推測なので、あしからず　("ω")

[例：　こういった症状の場合]

　「PCの必要スペックは満たしているはずなのにクラッシュする」

　「プレイ開始から決まって10数分後にクラッシュする」

　――という方、特に後者に該当する方は私の環境と同じ症状だと考えられます。

　これらによるCTDを解消する最もシンプルな方法は、Windows側のタッチ入力に関係するプロセスを停止することです。

※注意※
　以下の内容の実行はファイル名等をよくご確認の上、全て自己責任でお願いします。
　間違ったプロセスを停止したりシステムに関係するファイルを改変・削除したりすると、PCの動作が不安定になったり起動しなくなってしまう恐れがあります。

1. Ctrl+Alt+Deleteキー同時押しで表示されるメニュー等から「タスクマネージャー」を起動する。
2. プロセス一覧から「Touch Keyboard and Handwriting Panel Helper」を探す。
3. 「タスクの終了」でプロセスを停止する。
4. CTDしていたアプリケーションを起動し、問題なく動作するか確認する。

　タブレットPCなどでタッチ入力を必要とする方は切るわけにはいかない機能かもしれませんので注意が必要です。

　もっとも、タブレットPCでSkyrimを遊ぼうとする方はいらっしゃらないか、とも思いますが。

[再起動後に上記の操作を毎回繰り返すのが面倒な場合]

　該当する機能そのものはWindows10に含まれる要素ですので、再起動するたびにプロセスが有効な状態へと戻ります。
　タッチ入力が必要ない場合でも勝手に起動するので、そのままではPCの再起動後にSkyrimを遊ぶ前にいちいち止め直す必要があります。

　それが面倒な方には「起動したプロセスを停止するのではなく、そもそも起動させないようにする」方法があります。
　しかしタスクマネージャーのスタートアップ一覧などには表示されないので、「サービス管理ツール」から直接タッチ入力に関するサービスを無効化する必要があります。
　サービス管理ツールはタスクマネージャーのサービス一覧から右クリックしたり、サービスタブの一番下などから開けます。

サービス管理ツールでTouch Keyboard and Handwriting Panel Helperを探し、右クリック→プロパティ

↓

スタートアップの種類から「無効」を選ぶ

　これで「タッチキーボードと手書きパネルのペンおよびインク機能」が「無効化」されます。
　PCを再起動してみて、該当するプロセスが立ち上がっていないこと、CTDしていたアプリケーションが滞りなく利用できることなどが確認できれば解決です。

　タッチ入力なんてなかったんですよ…　（"ω"）